「有吉の夏休み2025」で一気に注目度が高まったSushi Que 鮨久。席数の限られたカウンターで、旬の走り・盛り・名残を巧みに織り交ぜたコースを提供し、握りの一貫ごとに“味の起承転結”を感じられる体験が魅力です。本記事では、初めての方でも迷わず満喫できるように、店のスタイルとコース構成、ネタ・シャリ・ペアリングの考え方、予約獲得のコツやキャンセル待ちの手順、ドレスコードや所作、会計までを分かりやすくご紹介します。
店のスタイルとコースの特徴
Sushi Que 鮨久は、“旬の立体感”を味わうおまかせコースが基本です。おまかせコー15品 $120 一本勝負のお店です。前半は酒肴やつまみで季節の輪郭を描き、後半で握りへ移行する流れが王道です。
- テンポ:つまみ→握りの切り替えは緩やかで、口の中の記憶が重ならないリズムで供されます。
- 塩味設計:塩・醤油・柑橘・藻塩などを繊細に使い分け、ネタ本来の香りを立ち上げます。
- 温度差:ネタとシャリの温度差を小さくし、噛み始めから旨みの立ち上がりを感じられるのが特徴です。
- 器・盛り:余白を活かした器遣いで、視覚的にも“静かな高揚”を演出します。
ネタ・シャリ・ペアリングの魅力
- ネタ:白身は昆布・酢〆などで旨みを引き出し、赤身は軽いヅケで香りのレイヤーを作ります。火入れ系(漬け・炙り・煮切り)も要所で挿入し、コース全体のコントラストを強調します。
- シャリ:やや小ぶりで、口中でほどける設計です。米酢と赤酢の表情を使い分け、ネタの脂に寄り添うよう調整されています。
- ペアリング:日本酒は香り系→食中系→余韻系の三段構成が王道です。前半は香りの立つ純米吟醸や発泡タイプ、中盤は酸と旨みの太い純米、終盤はコクのある熟成系で締めると握りの余韻が伸びます。ビールは小さめのグラスで“最初の一杯のみ”に留めると、味覚が鈍らず最後まで楽しめます。
予約獲得のコツ
人気店ゆえ、予約は“情報の早取り+柔軟な日程”が肝心です。
- 解放日を把握:予約解放のサイクルをメモし、受付開始直後にアクセスします。
- 曜日の優先順位:金土よりも平日・遅めの時間帯が取りやすい傾向です。
- 人数調整:2名が最も確保しやすいことが多く、3名以上は分割での相談も視野に入れます。
- 連絡手段の整備:電話・メール・メッセージの通知設定をONにし、折り返し対応を素早く行える体制を整えます。
キャンセル待ち・連絡タイミング
- キャンセル待ち登録:候補日を複数提示しておくと、空席発生時に優先的に調整してもらいやすいです。
- 前日・当日枠:前日夕方/当日開店前に空きが出ることがあります。近隣滞在なら即応できる準備を。
- 連絡のマナー:折り返しは短文・要点のみで迅速に。確定後の変更・無断キャンセルは厳禁です。
- 席の性質:カウンター中心のため、入店時間厳守が基本。遅れる場合は必ず事前連絡を入れます。
ドレスコード・所作・会計
- ドレスコード:スマートカジュアルを基準に、香りの強いフレグランスは控えます。袖口が広い服は醤油皿に触れやすいため注意します。
- 所作:握りは供された向きのまま、端から一口で。ガリは“リセット”に少量、醤油はつけすぎないのが美しいです。写真撮影は一言断ってから、シャッター音・フラッシュはオフにします。
- 会計:クレジットカード対応が一般的です。チップ文化の有無は地域により異なるため、伝票の内訳を確認し、必要に応じて適切な額を添えます。
初訪でも失敗しないポイント
- 空腹度コントロール:直前の間食は控え、コースの起伏を最初の一品から楽しみます。
- 飲み過ぎ回避:前半はアルコールを控えめにし、握りの山場に照準を合わせます。
- 好みの共有:苦手食材・アレルギーは予約時に。当日の急な変更は全体進行に影響します。
- ペース配分:つまみは“半歩余らせる”意識で。次の一貫の余韻が重ならず、コースの設計意図が伝わりやすいです。
- 余韻の楽しみ方:最後の握り後は温かいお茶で口中を落ち着かせ、印象に残った一貫を語り合う時間までが“鮨体験”です。
まとめ
Sushi Que 鮨久は、素材・技・温度・所作が一体となって“鮨の物語”を描く一軒です。予約は計画的に、当日はスマートカジュアルで臨み、握りの向き・ペース・酒量を丁寧に整えれば、初訪でも満足度の高いコースになります。番組で気になった方は、解放日をチェックしながら候補日を幅広く用意し、一期一会の一貫に出会う準備を進めてください。次のハワイ旅の“最初の予約”にする価値がある体験です。