「やっぱりハワイは別格だよね」
海外旅行好きが集まれば、必ずと言っていいほど出る言葉です。確かに、あの完成されたリゾート感、華やかなワイキキの空気は唯一無二。私もその魅力に引き込まれてきた一人です。
しかし、コロナが明けて久しぶりにハワイを訪れた時、突きつけられたのはインフレと円安という強烈なダブルパンチでした。
「物価が高ければ、今まで3回行っていたのを2回に減らせばいい」
最初はそう考えていました。けれど、実際に現地で過ごしてみると、どうもそういう問題ではないことに気がついたのです。ランチひとつ、アクティビティひとつ選ぶのにも、常に頭の片隅で「今のレートだと……」と計算が走ってしまう。費用があまりに高すぎると、せっかくの休暇を「素直に楽しめない」。これは、心の底からリフレッシュしたい旅行者にとって、致命的な問題でした。
そんな中、20年ぶりにグアムの土を踏んだ私は、確信を持ってこう言いたい。
「今の私たちに必要なのは、ハワイの華やかさよりも、グアムの『圧倒的な合理性』かもしれない」と。
特に、小さなお子さん連れのパパ・ママや、仕事の合間にサクッとリフレッシュしたい大人たちへ。なぜ今、あえてグアムなのか? 20年前とは違う視点で、その魅力を紐解いてみます。

ハワイは「背伸び」して行く場所、グアムは「羽を伸ばし」に行く場所。
1. 「移動のハードル」が圧倒的に低い —— 4時間と1時間の魔法
ハワイへ行くとなると、7〜8時間のフライトと、その後の激しい時差ボケとの戦いが待っています。 一方、グアムはわずか4時間のフライト。そして時差はたったの1時間です。
午前中に日本を出れば、お昼寝の時間にはもう南国のプールサイド。子供・を連れての移動でも、この短さなら「機内での戦い」を最小限に抑えられます。帰国した翌日から仕事や学校があっても、体が驚くほど楽。この手軽さは、忙しい現代人にとって最強のメリットです。
2. 「コンパクトさ」が生む心の余裕
ワイキキは街が広く、移動だけで一苦労することもありますが、グアムは驚くほどコンパクト。タモン地区を中心に、海、レストラン、そして最近話題のドン・キホーテまでがギュッと凝縮されています。
今回の旅では、配車アプリの「Stroll(ストロール)」をフル活用しましたが、これが本当に快適。目的地をセットすれば明朗会計で車が来る。この**「迷わない、待たない、騙されない」**というコンパクトな安心感が、旅の焦りを消し、心の余裕を生んでくれます。
3. 「アメリカ感」を、もっと気軽に、もっと安く
グアムは、ハワイに比べて経済的なストレスが圧倒的に少ないのも魅力です。
- マイルで賢く: 特典航空券なら、一人たったの2万マイル。ハワイへのハードルに比べれば、驚くほど身近です。
- 「謎の手数料」がない: ハワイで多くの人を悩ませる、1泊数十ドルもの「リゾートフィー」。グアムのホテルにはそれがない場所が多く、純粋な宿泊費だけで済みます。
- 0%の消費税: オアフ島では4.712%かかる州税が、グアムはなんとゼロ。
- 宿泊税も安い: ホテル全体のコストが抑えられているため、ハワイで1回我慢するなら、グアムで2回贅沢をする方が、結果的に満足度が高いことに気づかされました。
4. 「海」が近くて、どこまでも穏やか
ハワイの力強い波もいいですが、子供連れならグアムの海に軍配が上がります。 タモン湾はサンゴ礁に囲まれていて波がとても穏やか。遠浅なので、小さなお子さんが海デビューするにはこれ以上ない環境です。P.I.C.のようなアクティビティ充実型のホテルを拠点にすれば、親はプールサイドで「羽を伸ばし」、子供は安全な海で遊び尽くす、そんな理想的な構図が完成します。
結論:今の時代、グアムは「賢い選択」
20年ぶりのグアムは、かつてのギラギラした賑わいこそ落ち着きましたが、その分、家族や自分の時間を大切にできる「上質な島時間」が流れていました。
無理してハワイへ行き、予算を気にして溜息をつくよりも、グアムで「合理的」に、そして「ストレスフリー」にアメリカンリゾートを満喫する。
お財布にも、スケジュールにも、そして何より「心」に優しい。そんな今のグアムこそ、私たちが求めていた週末の楽園かもしれません。

